【世界の亀ニュース】大西洋を渡るオサガメを守るため、新たな国際連携が始動

今回は、大西洋に生きるオサガメを守るために始まった、新しい国際連携に関するニュースを紹介します。

今回のニュース

2026年6月16日の「世界ウミガメの日」に合わせて、大西洋のオサガメを守るための新しい国際連携が発表されました。

この取り組みは、Wilkes Atlantic Leatherback Turtle Allianceという名前で、イギリスのエクセター大学が主導し、大西洋周辺25か国の50以上の団体が参加する保全ネットワークとして紹介されています。

どこの国・地域の話か

国・地域:大西洋周辺、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカ
元記事の言語:英語
公開時期:2026年6月16日
情報の種類:新着ニュース・保護活動・国際連携・研究ニュース

登場する亀

今回のニュースに登場するのは、オサガメです。

オサガメは、現生するウミガメの中でも特に巨大な種類として知られています。今回の記事では、オサガメはIUCNレッドリストで世界的には「危急」とされていますが、大西洋内の地域個体群では、北西大西洋が「絶滅危惧」、南西大西洋が「近絶滅」、南東大西洋が「情報不足」とされ、地域ごとの状況把握が急がれていると紹介されています。

ニュースの要約

新しく立ち上がったWilkes Atlantic Leatherback Turtle Allianceは、大西洋のオサガメを守るために、広い海をまたいだ調査と保全方針づくりを進めようとしています。

具体的には、オサガメの産卵状況を更新して評価すること、漁業による混獲の証拠を大西洋全域で整理すること、そしてどの地域や問題に優先的に取り組むべきかを明らかにすることが目的とされています。

記事では、オサガメが直面する主な脅威として、漁具による混獲、産卵地の劣化、沿岸開発、成体や卵の採取、気候変動、船舶との衝突、海洋汚染などが挙げられています。

つまり、オサガメを守るには、一つの国や一つの浜辺だけを見ていては足りないということです。

亀好きとして注目したいポイント

このニュースで注目したいのは、オサガメという存在のスケールの大きさです。

オサガメは、ひとつの海岸だけで完結する生き物ではありません。
産卵地があり、回遊ルートがあり、餌場があり、漁業と重なる場所がある。
その一生は、国境を軽々と越えていきます。

だから、守る側も国境を越えなければならない。

1匹のオサガメを守るということは、海そのものをつなげて考えることなのかもしれません。

大きな甲羅ではなく、革のような背中を持ち、深い海を渡っていくオサガメ。
その姿を想像すると、亀というより、海に残された古代の影のようにも見えてきます。

湯川亀吉の一言

オサガメはマジでかっこいい。マジで好き。

一緒に泳いでみたい。

出典

元記事:Phys.org / University of Exeter
「New alliance to protect Atlantic’s leatherback turtles launched on World Sea Turtle Day」