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  • 【世界の亀ニュース】バリ島で保護対象のアオウミガメ21匹の違法取引を摘発

    【世界の亀ニュース】バリ島で保護対象のアオウミガメ21匹の違法取引を摘発

    今回は、インドネシア・バリ島で報じられた、アオウミガメの違法取引に関するニュースを紹介します。

    今回のニュース

    インドネシアのバリ島で、保護対象となっているアオウミガメ21匹の違法取引が摘発されました。

    AP通信によると、現地警察は2026年6月10日、バリ島のPegametan海岸で捜査を行い、保護対象のアオウミガメ21匹を確認し、容疑者1名を逮捕したと報じられています。容疑者は、東ジャワのマドゥラ島付近から亀を受け取り、販売目的で流通させようとしていた疑いがあるとされています。

    どこの国・地域の話か

    国・地域:インドネシア、バリ島
    元記事の言語:英語
    公開時期:2026年6月
    情報の種類:新着ニュース・密輸/違法取引・保護対象種

    登場する亀

    今回のニュースに登場するのは、アオウミガメです。

    アオウミガメは世界各地の暖かい海に生息するウミガメの仲間です。今回の報道では、インドネシアでは1990年以降、国内の海に生息するすべてのウミガメ類が法的に保護されており、取引は禁止されていると紹介されています。

    ニュースの要約

    今回、バリ島の警察は、地域住民からの情報をもとにPegametan海岸を捜査しました。

    その結果、保護対象のアオウミガメ21匹が確認され、67歳の容疑者が逮捕されました。報道によると、容疑者は別の人物から亀を受け取り、販売目的で流通させようとしていた疑いが持たれています。警察は、背後にいる可能性のある他の関係者についても捜査を続けているとされています。

    記事では、インドネシアではウミガメの取引が禁止されている一方で、食肉利用、伝統的利用、儀式的な需要などを背景に、過去にも違法取引が問題になってきたことが紹介されています。

    亀好きとして注目したいポイント

    このニュースで注目したいのは、保護対象の亀が、いまだに人間の需要によって流通の対象になってしまう現実です。

    アオウミガメは、美しい海を泳ぐ象徴的な存在として語られることが多い亀です。
    でも一方で、地域によっては今も食用や伝統的利用の対象になり、違法取引の危険にさらされています。

    今回のニュースは、単に「悪い人が捕まった」という話だけではありません。
    亀を守るためには、法律、地域社会、文化、経済、そして現場で情報を寄せる人たちの存在が関わっていることを感じさせるニュースです。

    保護活動というのは、海岸で赤ちゃんガメを見送るような美しい場面だけではなく、こうした暗い流通の入口を止めることも含まれているのだと思います。

    湯川亀吉の一言

    大変だね。

    出典

    元記事:AP News「Police in Bali foil an attempt to trade protected 21 live green sea turtles and arrest a suspect」

  • 【世界の亀ニュース】ベトナムで希少な「ヨツメイシガメ」が民家の庭に現れる

    【世界の亀ニュース】ベトナムで希少な「ヨツメイシガメ」が民家の庭に現れる

    今回は、ベトナム中部のフエで報じられた、希少な淡水ガメの保護に関するニュースを紹介します。

    今回のニュース

    ベトナム中部のフエで、希少なヨツメイシガメが民家の庭に現れました。

    Vietnam Association for Conservation of Nature and Environmentの記事によると、フエ市ビンディエン地区に住む女性が、自宅の庭に迷い込んできた珍しいカメを発見し、すぐに当局へ引き渡しました。その後、このカメは手続きを経て自然へ戻されたとされています。

    どこの国・地域の話か

    国・地域:ベトナム、フエ市ビンディエン地区
    元記事の言語:英語
    公開時期:2026年6月15日
    情報の種類:新着ニュース・保護活動・野生復帰

    登場する亀

    今回のニュースに登場するのは、ヨツメイシガメです。

    英語では Four-eyed turtle と呼ばれるカメで、後頭部付近に「目」のように見える模様があることから、その名前で呼ばれています。Peopleの記事でも、この種は中国、ラオス、ベトナムの森林に覆われた山地の沢などに生息する希少なカメとして紹介されています。

    ニュースの要約

    フエ市ビンディエン地区に住む女性は、自宅の庭で見慣れないカメを発見しました。

    そのカメは希少なヨツメイシガメで、住民はすぐに森林保護当局へ連絡しました。
    当局はカメを引き取り、必要な手続きを行ったうえで、自然環境へ戻したと報じられています。

    Peopleの記事では、ヨツメイシガメは違法なエキゾチックペット取引の影響を受けている種でもあり、IUCNでも絶滅危惧種として扱われていると紹介されています。

    同じ時期には、別のフエ市民がキイロアタマハコガメを自主的に引き渡したことも報じられており、地域住民が希少なカメを見つけたときに保護へつなげる動きが見られます。

    亀好きとして注目したいポイント

    このニュースで注目したいのは、希少なカメが、特別な保護施設ではなく、ふつうの民家の庭に現れたというところです。

    ヨツメイシガメは、名前からして不思議な存在です。
    本当の目は前を見ているのに、後頭部にはもうひとつの目のような模様がある。

    まるで、森の奥で何かを見ているカメのようにも感じます。

    でも、その不思議さや美しさが、違法なペット取引の対象にもなってしまう。
    珍しいから守られるのではなく、珍しいから狙われることもある。

    今回のように、地域の人が見つけて、捕まえて売るのではなく、当局へ連絡する。
    その一つの判断が、カメの未来を変えるのだと思います。

    湯川亀吉の一言

    ヨツメイシガメ欲しいんだよね〜。

    出典

    元記事:Vietnam Association for Conservation of Nature and Environment
    「Rare four-eyed turtle found wandering into Hue resident’s yard」

    関連報道:People
    「Rare ‘Four-Eyed’ Turtle Wanders Into a Woman’s Yard, She Immediately Knew What to Do」

  • 【世界の亀ニュース】マダガスカルで洪水に流された絶滅危惧のリクガメたちを救助

    【世界の亀ニュース】マダガスカルで洪水に流された絶滅危惧のリクガメたちを救助

    今回のニュース

    2025年1月、マダガスカル南部で、絶滅危惧種のリクガメたちが洪水に巻き込まれ、大規模な救助活動が行われました。

    AP通信によると、サイクロン「Dikeledi」の影響で、Lavavolo Tortoise Centerが洪水に見舞われ、保護されていたホウシャガメやクモノスガメなど約12,000匹が流される事態になりました。これらのリクガメの多くは、もともと違法取引から保護された個体だったと報じられています。

    どこの国・地域の話か

    国・地域:マダガスカル南部
    元記事の言語:英語
    元記事の公開時期:2025年1月
    情報の種類:過去アーカイブ・救助・保護活動・災害

    登場する亀

    今回のニュースに登場するのは、主にホウシャガメクモノスガメです。

    ホウシャガメは、黒い甲羅に黄色い放射状の模様を持つ美しいリクガメとして知られています。AP通信の記事では、ホウシャガメは100年以上生きることもある長寿のリクガメであり、マダガスカルでは生息地破壊や密猟、違法ペット取引などにより深刻な危機にあると紹介されています。

    ニュースの要約

    Lavavolo Tortoise Centerには、約12,000匹のホウシャガメやクモノスガメが保護されていました。

    しかし、サイクロンによる洪水で施設が浸水し、多くのリクガメたちが流されてしまいました。
    記事によると、施設スタッフ、地域住民、警察官たちが協力し、水の中を歩きながら容器を使ってリクガメを集めたり、壊れた建物の一部を即席のいかだのように使ったりして救助にあたったとされています。

    Turtle Survival Allianceのマダガスカル責任者は、10,000匹以上を救えた可能性があるとしつつも、約700匹の死亡も確認されたと報じられています。多くの個体は施設に戻されましたが、洪水によって保護施設そのものにも大きな被害が出ました。

    なぜ今、このニュースを紹介するのか

    このニュースは2025年の記事ですが、「亀を守る」ということを考えるうえで、とても重要な記録だと思います。

    これらのリクガメたちは、違法取引から救われたあと、保護施設で守られていました。
    けれど、その保護施設もまた、自然災害によって危機にさらされる。

    亀を守るということは、密猟や違法取引と戦うだけではありません。
    保護したあとの場所をどう守るのか。
    災害が起きたとき、どう救うのか。
    地域の人たちとどう協力するのか。

    そういう現実まで含めて、亀の保護なのだと感じます。

    亀好きとして注目したいポイント

    このニュースで注目したいのは、地域の人たちがリクガメを救うために動いたことです。

    水に流された何千匹ものリクガメを見つけ、集め、運び、戻す。
    それは簡単なことではありません。

    しかも相手は、ただの「数」ではない。
    一匹一匹が、長い時間を生きるリクガメです。

    25歳から50歳くらいの個体でも、リクガメの世界ではまだ若い個体として表現されています。人間の感覚とはまったく違う時間を生きる生き物たちが、洪水の中で必死に生き延びようとしていた。そう思うと、このニュースは単なる災害救助ではなく、亀たちの時間を守るための出来事に見えてきます。

    湯川亀吉の一言

    なるほど。

    出典

    元記事:AP News「Thousands of endangered tortoises are rescued in Madagascar after their sanctuary is flooded」